社員旅行で異文化勉強
- yuasa2
- 2016年8月6日
- 読了時間: 4分
毎年恒例の社員旅行に行っていきました。
ローカルから「希望はあるか?」と聞かれたので、「出来たら温泉があったらいいね」と答えたら偶然なのか?バンドゥンの温泉へ一泊のバス旅行です。
私の会社は人数の関係で全員が一緒には動けず、部門別に分かれて別々の目的地に行きます。
私の所属する部門は少数派ですが、それでも150人。
バス2台で出発です。
乱暴な運転であっという間にバンドゥンの少し北、Lembangという涼しい山間にあるにVillaに到着。

施設はまあまあ綺麗でプールや芝のグラウンドがあったりしてくつろげます。
フットボール大会、プールでの水球?大会と「会社では見れない元気」が炸裂。
涼しいのにプールに準備体操もなしでどんどん飛び込む姿を見て心臓まひを心配したが、そんな心配は不要なようです。
とにかく元気にはしゃぐ。騒ぐ。
さて、夜になると歌手を呼んだ夕食パーティにくじ引き大会でやれ自転車が当たったの、ビデオが当たったのと大騒ぎ。
ところが、これらの費用は殆どが会社から出るのですが、くじ引き大会の商品代までは満足に出ない。
そこでアテにされるのが、マネージャー以上のポケットマネーです。
毎年の事なので最近は事前に用意して備えますが、赴任したばかりの頃は「何で俺が?」とびっくりしました。
日本でもこの手の上司からの「寄付金」はありますが、あくまで任意で気持ち。でもインドネシアでは「義務」に等しく、額も相当に多い。
まぁ、文化っちゃぁそうですが、イスラム教の教えに「お金持ちは貧しい人に施す」のは当たり前のことでそんなに感謝もされません。
日本人は100%もれなく「お金持ち」のレッテルが貼られるのがインドネシア。
さらに驚くのがパーティ等での上位職からのスピーチです。
日本なら、こんな「仕事を忘れてリフレッシュ、コミュニケーションを深める」目的の社員旅行でのスピーチに仕事の話は控えると思います。ところが、です。
「KPIの目標にまだ何パーセント足りない!」とか、仕事の話100%!! まぁ、最近は慣れましたが。
そして、最後に私のスピーチの順番がやって来ました。
私はいつも日本式に軽いジョークしか言いませんので、いつものように軽い気持ちで「今日は私一人の為にこんな盛大な旅行を計画してくれてありがとう!」と笑わすつもりで言ったら、誰も笑いません。それどころか、軽く拍手が起こり、うんうん頷いてる奴も・・
あれ?インドネシア語が不味かったな?通じてないな?と思い、話を切り替えましたが、後でローカルの一番話の通じる人に、何を間違えたのか?それとなく聞くと・・
「えっ・・?あれ、ジョークだったの?何が?どこが?」と思いがけない返事。
良く話を聞くと、「部門で一番偉いあなたのためにこの旅行のスケジュールが組まれているのだから、そのありがとうは当たり前」と仰天の言葉が・・
「えぇ?イヤイヤ・・この旅行はメンバーの為でしょう?」と言うが、どうも感覚が合わないらしい。
インドネシアではグループの中で一番偉い人の為に旅行が計画され、その人についていく事でメンバーも恩恵を受けられる事が当たり前の感覚らしい。これは会社でも、地域でも、家族でも同じ感覚だ、と言う。
事前に旅行先の希望アンケートを取ってたりしていたのを知っていたので、てっきりメンバーの希望が主導で計画されている、と思っていたのに、どうやら私がうかつに「温泉がいいね」とか言った為に行き先が変わった事も後で知った。
これは大反省です。メンバーのアンケートを優先で、と言うべきでした。

また、宿泊したLembangは標高があり「涼しい」のですが、ショップにはこんな「毛糸の手袋、帽子、マフラー」「ボア入りジャケット」等、日本では真冬に着るような冬服が沢山!
「寒くてたまらん」とマフラー買って首に巻いてる奴もいて、何て寒さに弱いんだ!と思ったが、よく見ると額にうっすらと汗が・・
「おいっ!ぜってぇ寒くないだろう!」と突っ込むと、どうやらそれが良いんだそうで・・
着ている服の繊維量が多いほど、「裕福」な印なんだそうで・・ 異文化だねぇ〜www

さて、今回のメインイベント、温泉です。
大小様々な温泉があり、一大温泉街になっています。

夜になれば空いてるだろう・・と予想したが、夜24時でもまだこの賑わい!
小さな子供も沢山。ワイワイガヤガヤ・・
温泉は41〜43度くらいでしょうか?日本人には丁度良いベストな温度!!
大きなプールのような温泉が沢山あります。

ところが・・・殆んどの人が湯に肩まで浸からないんです。
皆んなプールサイドに腰かけて足先をパシャパシャするだけ。
たまに胸まで入った人も直ぐに上がっちゃいます。
プールサイドの人口密度は前に進めないくらいなのに、温泉に長時間浸かる人は皆無。
ちょっとイラっとして、若い社員がパチャパチャしてる足を掴んで湯船に引き込もうとしたら
「ギャー!!やめて!死ぬ!」と大声あげて真剣に抵抗する。
「こんな熱い湯にいきなり入ったら心臓止まるやん!(怒)」と真顔で言われた。
そうか・・日本人は冷たい水にいきなり入ったら心臓止まるが、インドネシア人は熱い湯らしい。
いろんな新しい知識を得て、また一つ勉強になった社員旅行でした。